11月下旬にもなると、お米の虫の心配はもういりません。
これだけ気温が下がるとお米の虫の活動がほぼなくなりますから。
おおよそ、お米の虫の活動期間は、4月中旬~10月下旬までになります。
ちなみに、どのようなお米の虫がいるのかご紹介します。当店で開催したお米の裏技講座でも、毎回盛り上がるテーマがお米の虫なんですね。
皆さん、お米の虫を見てギャーッという驚きとともに、その対策(予防)に悩まされているかと思いますので。
<お米の虫の対策(予防)>
・1~2週間で消費できるだけの分量のお米を購入する。こまめに新鮮な精米仕立てのお米を購入する。
・暖かい場所で保管しない。
・風通しの良い、日陰で涼しい場所に保管する。
・可能なら、ペットボトルに入れ、冷蔵庫で保管する。
・15度くらいで保管する。
お米の虫は、これがすべて!4種類です。
—コクゾウ—
主に玄米につく虫です。玄米の殻をやぶり内部の甘い部分を食します。
とても甲殻が硬く、爪先で潰さないと潰れません。鼻先が象に似ていることから、コクゾウと呼ばれています。
一般消費の方でも見たことある方、多いのではないでしょうか?
米屋の私からするとかわいい部類のお米の虫です。
これで苦情があることはあまりありません。
—コクヌストモドキ—
主に精米後のヌカにつく虫です。
白米に混じる時もたまにありますが、ヌカにつく虫と考えておけばよいでしょう。
とても活動的でかつ大量に発生する虫です。
甲殻は弱いのですぐに潰れますし、殺虫剤をかけるとすぐに死にます。
年に1度ほど苦情があるでしょうか。対処方法は、ヌカの掃除を徹底することです。
—ノシメマダラメイガ—
精米工場でガが飛んでいたら、この虫です。
この虫自体は、さほど気になることはないですが、問題はその幼虫です。
—ノシメマダラメイガの幼虫(一番の苦情のもと)—
一番の問題ですね。なぜなら、すごく気持ち悪い。
糸をはいて米を団子状にする。活発に活動し移動距離が長い。小さい時は、目視で確認できない。
ヌカや白米につく虫ですが、とにかく小さい時は、目で見てわからないのですね。クネクネと気持ち悪く動き出しが活発になってやっとわかるので、見るとギョッとします。
米屋に私でも気持ち悪いと思うので、一般消費者は、さぞギョッとし気持ち悪いと感じるでしょう。指先で潰すのは気持ち悪いので、いつも軍手をはめて潰します。対策・予防は、精米工場の床面や隅の掃除をこまめに徹底してやることです。
掃除をし、細かいほこりやヌカの吹き溜まり箇所をなくすことですね。とにかく掃除しかありません。
(間瀬木商店の虫対策・予防)
ちなみに、間瀬木商店では、これらの虫対策のため、年1回5月初旬に精米工場の大掃除しています。
精米機、昇降機、色彩選別機といったすべての精米工場内の機械を解体分解し、内部まで掃除をしていますよ。
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内祝い米(ギフト米)、結婚内祝い米、出産内祝い米などを販売しています。
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五ツ星お米マイスターの間瀬木商店
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