福島第一原発にいってきました。その感想。2017年8月。


2017年8月27日(日)、福島県須賀川まできたので隣の郡山市にもより、ついでに福島第一原発にも行ってきました。

なぜ行くのか?私は米屋なので、田んぼをとおし現状をお伝えすることができるのではないかと思いまして。

実は、行くのは2回目。最初に行ったのは2011年5月GWでした。震災の支援物資をもって宮城県気仙沼までいった帰りによりました。南相馬の南、ふくいちから15㎞くらいの場所まで行ったことがあります。もっと行けたのですが、全然車が走っておらず、それ以上は怖くて進めませんでした。その時の感想は「無音の世界」だ。でした。

当時、60㎞あたりまでではすごく少ないですが、一部農家さんがお米を作っていました。

それから、どう変わったのだろう?と思いまして、せっかくだからいってみました。

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行き方は簡単。郡山から磐越道方面に都路街道(288号)をひたすら海に70㎞向かうだけ。45㎞あたりまではスーパーもあり駐車場はいっぱい。40㎞あたりまでは多くの家があり、最後のコンビニ、ファミマだったかな?があったのも、そのあたりでした。そこからは、どんどん山の中にはいっていくため、家の数はどんどん減っていきました。当たり前です。すごい山の中ですから。最後の民家は23㎞地点でした。灯りがともり、ちびっ子も住んでいました。そのあたりまでは、稲刈り直前の田んぼもありましたよ。

20㎞地点の山の中。ここからは4輪しかはいれません。ただ、4輪ならだれでも自由に行けました。そこから先も山の中をひた走るのみ。

面白いのは夜の7時頃に走っていたんですが、車の往来がすごくあるんですね。驚くくらい頻繁に。行くほうも来るほうも、車が多いのです。夜の7時でこんなに交通量が多いのなら、日中はもっと多いのだろうと想像できました。

ひょっとして、この道は、たんなる生活道路になっているのかしら?と思っちゃいました。近道として使っているのかな?と思っちゃいました、笑。たぶん、そんな気がします。

夜7時半。7、7㎞の地点で、ここから先は帰宅困難区域の立て看板が。これより先は入れませんでした。このあたり真っ暗なんですが、それでも行き交う車は、想像以上にありましたよ。びっくりでした。近くには警備員も常駐していました。


行き交う車が多い。と書いていますが、その車がどこから来ているのか不思議でした。閉鎖した門の前を右折すると、いわき方面に続く道があり、どうやら車はそっち方面から来ているようでした。いわき方面と郡山方面をつなぐ生活道路なのでは?近道として使っているのでは?と思われました(違うかな?)。

もと来た道を戻るのも面白くないので、いわき方面に行くことにしました。

500mくらいでこんな立て看板が。


すると、すぐ先に、真っ暗闇に煌々と輝く建物がみえました。新築っぽいクリーム色の3階建てのマンション?アパート?でした。

夜の7時半、この建物の玄関には、作業員服を着た20人くらいの人たちが整列をして並んでいました。たまたまですが、すぐに高級大型バスが玄関先にとまり作業員の皆さんをのせている光景をみました。現実の世界とはまったく違うものを感じました。異世界のような、別な世界のような。異世界への入口のような光景に思えました。すみません、そう感じたものですから。

今でも24時間体制で作業をしてくださっている方々がいるのだな。ありがとうございます、という気持ちと同時に、「私たちの世界には、並行する別の世界が、リアルに存在するんだな」、と感じました。

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立入り禁止の地点から、南に6㎞先に常磐道にのれる常磐富岡ICがありました。そこから愛知県豊川市への帰路につきました。

 

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