田んぼに水を張る理由

もうすぐ田植えの季節です。
ところで、田んぼに水を張る理由ってなんだと思います?

答え。
雑草防止のためです。水の張った田んぼに苗を植えるのが、田植えですが、もし苗でなく種から田んぼで芽を出そうとしたら?雑草と稲と区別がつきませんよね。かつ、雑草のほうが繁殖力が強いので、稲はあまり育ちません。

なので、まず先に苗の段階まで成長させ、田んぼに水を張り雑草に芽を出させないようにして、お米の苗を植えるのです。そうすれば、お米の苗だけが、田んぼの栄養をひとり占め出来、すくすく成長できますよね。

つまり、田んぼに水を張る理由は、
「雑草防止のための時間差攻撃」なんですね。

ちなみに、お米は田んぼに水を張らなくても、畑でも育ちます。
私の住んでいる地域では昔は、陸稲(おかぼ)といって畑でお米を作っていましたから。
また、苗を田んぼに植える田植えではなく、直播(じかまき)といって、直接、田んぼにお米の種をまくという栽培方法のところもあります。
主にアメリカですね。苗を植えるほうが、めんどくさいですから。

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