梅雨入りと冷害


梅雨入り宣言でましたね!九州から関東にかけて一気に梅雨入りです。気象予報士の話によると、7月中旬まで梅雨は続く見通しだそうです。東海地方はと言いますと、今日は1日ぐずついた天気で、実に梅雨っぽい天気。最高気温も22度くらいで、半袖だとちょっと肌寒い感じでした。梅雨というとすぐに連想するのが、紫陽花(あじさい)。あじさい、本当きれいな花です。まさに季節の花、雨の花、って感じで素敵です。

さて、私事ですが、肌寒い梅雨というと、すぐに連想するのが、1993年、平成5年の大冷害による米不足、米パニックです。もう多くの人が記憶から消え失せているだろう出来事だろうと思いますが、私にとっては、すごくすごく重要な出来事になります。

当時の天候は、どんな状況だったか、今でもはっきりと覚えています。今日のような肌寒い気温22度くらいの曇りの日が、7月8月9月と夏の間、ずっと続いていたのです。ほぼ快晴の日はなかったように記憶しています。8月でもカーディガンを1枚上着で着ないと寒いなと感じた日々でした。今の夏の暑さからは信じられないですが、本当です。まさに冷夏でした。

冷夏の最中は、誰も今後、起きるであろうことは予測出来ていませんでした。なにが起きたかというと、冷夏による日照不足による、大不作。つまり米不足。つまり、米の価格の大暴騰でした。10㎏10000円とかの価格を付けていた米屋もいました。まあ、当店は良心が痛み5000円くらいまでの価格で抑えておりましたが。あまりにも米が足りないため、タイ米、中国米、アメリカ米を緊急輸入をしました。当店でも、かなり多くの外米が入ってきました。

米不足、米パニックという出来事を契機に、米の流通は大幅に変わりました。米業界、最大のターニングポイントといっても過言ではないでしょう。誰でも自由にお米が売れるようになったのですから。そして、そのあとも米の流通、制度はどんどん変わっていきました。

梅雨の肌寒い天気は、1993年平成5年の大冷害を思い出す私です。

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