昨年秋からお米の価格が暴騰しています。
一般消費者の方にはわかりにくい話ですが、玄米60㎏でいうと、3000円近く暴騰している感じです。
では、その原因は?という話になるのですが、冷害で不作でもなく、むしろ豊作なのに価格が上昇しているんですね。
もうわけがわからないって話なのですが、いくつかの理由を指摘できると思います。
1.飼料用米。
2.コンビニによる囲い込み。
3.周期。
この3点です。
まず、1の飼料用米は、食用米としてではなく、家畜のエサ用のお米なのです。
最近、台頭してきたお米のジャンルで中身は食用米と全く一緒ですが、家畜のエサにまわすお米のことになります。
これが台頭した理由は1つ。
政府による買い取り価格が高いことです。
だから農家の皆さんは食用米としてではなく、飼料用米を作り売るので、食用米がなくなり価格暴騰の要因を作っています。
2のコンビニよる囲い込みは、お弁当やおにぎりの需要の上昇にから、そこに卸しているコメ卸がお米の産地を囲い込んでしまっていることなのです。
以前のコメ業界は、かなり流動的で融通の利く業界でして右から左、左から右、上から下、下から上と、お米がないという状態は、ほぼ絶対なかったのですが、今は、この産地はないよ、全部コンビニ用だから、みたいな感じが流れとなっていますね。流通の自由度がなくなり膠着している感じといえばいいでしょうか。
3の周期は、約3年周期でお米の価格は上がったり下がったりするんですね。
あくまで目安ですが。今はこのトレンドの最上昇期。
この3年周期には特に理由はないのですが、空気で上げ下げが行われている感じです。
これら3つの原因のため、お米はただいま暴騰中で、、、苦笑。