29年産米 食味ランキング 魚沼こしひかり特Aから落ちた原因


平成30年2月28日は全国のお米の産地が緊張していたことでしょう。日本穀物検定協会さんが平成元年から29年間続けている「米の食味ランキング」の発表の日だったからです。

結果は、、、

衝撃が走りました。

魚沼こしひかりが、はじめて「特A」ランクから落ちた・・・。

新潟県民、魚沼の皆さんの落胆が目に浮かびます。私も何度も足を運んだ新潟、魚沼、大好きです。今も大好きです。魚沼こしひかりはいつ食べても美味しいです。美味しくないなんて感じたことはありません。

では、なぜ、魚沼こしひかりが、特Aから落ちたか?

私の推測ですが、
現在、新品種のお米の開発が全国各産地で行われています。こしひかり以上の良食味の米を追い求めて研究されています。結果、現在生まれたのが、北海道ゆめぴりか、山形つや姫、佐賀さがびより、熊本森のくまさん、に代表される新品種米。共通するのは、こしひかりよりも若干大粒の米粒なのです。つまり新しい食感を感じるお米が新品種米なんですね。その感覚に多くの人が慣れてきて、相対的に、古いタイプの米の地盤沈下と、新品種米の人気の上昇を感じます。
食味ランキング一覧を全部読みこんでみると、それが顕著にわかります。
あきたこまち、ひとめぼれ、こしひかりから、つや姫をはじめとした新品種米が高いランク付けされる傾向が強くなってきているのがわかります。

米の食味ランキングの評価試験は、20人の審査員で厳正な審査をして決められています。外部からの接触も断っていると聞いています。なぜなら、外部と接触し情にほだされて甘い点をあげることがないようにしているのです。あまりにも影響力が強すぎて、特Aになるかならないかで、産地の死活問題にもなってしまうからです。

ただ、米の食味ランキングの評価試験、産地名品種名は伏せた状態で、なんの米かわからない状態の下で、審査員20人が試食をして判定をくだしているため、情の入る隙間はないと思います。かなり厳正な審査と聞いています。

とにもかくにも、米業界の大きな地殻変動が起きそうな予感がします(いえ、本当はもう起きていますが)。

平成29年産米の食味ランキング特Aは、、、。

北海道 ゆめぴりか、ななつぼし
青森 津軽青天の霹靂
宮城 ひとめぼれ、つや姫
秋田 県南あきたこまち
山形 置賜つや姫、村山つや姫
福島 会津、浜通こしひかり、会津、中通ひとめぼれ
茨城 県北こしひかり
栃木 とちぎの星
埼玉、彩のきずな
神奈川 はるみ
新潟 上越、下越、佐渡こしひかり
福井 コシヒカリ、ハナエチゼン、あきさかり
長野 北信こしひかり
岐阜 美濃、飛騨こしひかり
三重 伊賀こしひかり
滋賀 みずかがみ
京都 キヌヒカリ
兵庫 県北こしひかり、県南きぬむすめ
島根 つや姫
岡山 きぬむすめ
山口 きぬむすめ
高知 県北にこまる
福岡 ヒノヒカリ、夢つくし
佐賀 さがびより、夢しずく
熊本 ヒノヒカリ、県北森のくまさん
大分 豊肥ヒノヒカリ、西部ひとめぼれ
鹿児島 あきほなみ

*画像は、アニメのラブライブ「お米大好きかよちん」です。

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