29年産、なぜお米の価格が値上げしているの?【米価上昇の理由】


テレビや新聞で報道が多くなってきています。2017年12月に入り、パックごはん、牛丼屋、天丼屋、カレー屋さん、外食、中食を問わず、値上げしています。理由は、お米の価格が爆上げしているからなんです。

Q.  なぜ、12月の今、お米の価格が爆上げしているの?その背景は?

A. お米の価格が上がっているのは、今、突然値が上がってきているわけではありません。2017年8月頃、新米がとれだしてきた頃から、すでに上昇していました。今、外食、中食で値上げし始めた理由は、そこに納入していたコメ卸や米屋さんが、もう値を支えきれなくなってきたのが原因です。夏から12月まで、値はあがっていたのですが、もう持ちきれなくなったのですね。外食や中食は、ずっと値をあげてもらっては困る、と伝えていたことでしょう。そしてコメ卸や米屋は、その気持ちもよくわかっているので我慢してきたのでしょう。しかし、もう限界がきたんですね。どう考えても、これ以上、赤字垂れ流しで低価格維持は難しいと、値上げの判断を一斉に始めたのでしょう。

Q. 29年産は、不作だったのですか?豊作でしたか?(不作だから米価が上昇しているのですか?)

A. 平年並みか豊作でした。不作ではまったくありません。ですが、お米の価格は上昇しています。

その原因は?

お米の価格があがっている理由は?

理由は、ひとつです。飼料用米です。2015年頃から、牛や豚など、飼料用にお米が使われ始めたのです。政府が、国が、買取価格を決めて、その価格でお米を飼料用米として買い取り始めたのが原因です。なぜ、それと今の米価の上昇と関係があるのか?

飼料用米、ざっくり約12500円なんですね。つまり、飼料用米としてお米を供出すれば、必ずどんな米でも約12500円で絶対に買い取ってくれる制度なのです。一般的の方には、ピンとこない方が多いでしょうが、これは非常に割高な価格なんですね。農家さんなら、「おおお、こんなに高く買ってくれるならと、飼料用米としてだそう!」って気にもなります。

*ちなみに、飼料用米専用のお米もありますが、多くは一般のコシヒカリやひとめぼれといった普通のお米が飼料用米になります。

2015年から突然出現した飼料用米のため、2014年から比較すると、3年連続で上昇中で、お米の価格が3割、30%あがっています。特に去年から今年、つまり29年産の上げ幅は、半端なく高く、かなり多くのコメ卸や米屋は大変な目にあっているのです。

と、ここまで書いてきましたが、一般的には、農家さんも一般の方もさほど困っていませんよね。多少、値が上がったかな、程度しか感じてないと思います。社会的影響もあまりないかなと思います。

が、米を扱う外食、中食、コメ卸、米屋は、かなりの問題になっているんですよ!

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